日本の政治家が戦時中の慰安婦は必要であると言っている
日本維新の会代表の橋本徹 大阪市長の写真とともにCNNは以下のように報じた。
『日本の政治家が戦時中の慰安婦は必要であると言っている。』※1
連日報道されているようにアメリカもこのニュースにかなりの批判を浴びせている。
橋本氏の宿敵である朝日新聞による鬼の首をとったかのような加熱報道が拍車をかけ、事態の収拾はいまだ不透明だ。
しかし、日本人ならばこの報道でひとつ知っておく必要があるだろう。
それは、われわれ平和国家の住民は、戦時中(wartime)といえば過去のこと、つまり60年以上前の第2次世界大戦当時のことをさしているように感じてしまう。
しかし、ほとんどの国は大戦後も非人道的な戦争・略奪を繰り広げており、戦時中とは、ついこの間か、現在進行形のことなのである。
日本人は、 「戦争時(=第2次世界大戦時の過去においては)、慰安婦が必要だったかもしれない」
と発言したと捉えれるが、
アメリカ人は、 「戦争時(=いま現在)、慰安婦は必要である」 と捉えてしまうのだ。
橋本氏は、政治家としてこのギャップを埋める必要があったし、説明責任があるだろう。
そしてその上で、戦争という行為自体を、過去の産物という意識で捉えれている日本人は、 アメリカなんかよりよっぽど人道的な国家であるということを、胸を張って強調したい。
どんなスーパーマンでも、 人を殺す行為を正当化して、性的モラルを非難する神経は、傲慢であり、フェアではない。
◆ ヘッドライン原文 Japanese politician calls wartime sex slaves 'necessary'
◆ 英単語 ・ sex slaves : 慰安婦