海外から見た日本のニュースヘッドライン|JAPANNEWS

英語の勉強のために海外ニュースのヘッドラインを翻訳しています。誤訳などあれば教えてくれると嬉しいです☆

ザックジャパン|本田が運んだ!日本代表、世界最初の2014年ワールドカップ予選通過!!

喜びに沸くイレブンの姿とともにCNNは以下のように報じた。

『本田が運んだ!日本代表、世界最初の2014年ワールドカップ予選通過!!』※1

アメリカは、あまりサッカーのさかんな国ではないがそれでも大きく報じられた今回の予選通過。

サッカー弱小国は遠い昔となり、いまやアジアのサッカー強国として日本は君臨している。

前回のワールドカップで本田が汗まみれになりながら語った、「本気で優勝を目指しています」という言葉はだれの胸にも熱く刻まれたであろう。

今回は、どんなドラマを見せてくれるのだろうか?

※1 語学勉強のために自分なりに下記のヘッドライン原文を翻訳しています。誤訳などのご指摘がありましたらコメント欄にてご教授お願いいたします。

[ ヘッドライン原文 ] Honda-driven Japan first team to qualify for 2014 World Cup http://edition.cnn.com/2013/06/04/sport/football/japan-world-cup-2014-honda-football/index.html?iref=allsearch

[ 英単語 ] ・qualify for a 2014 World Cup / 2014年ワールドカップの出場権を得る

東アジア|歴史認識は安倍晋三にとってプラスにはならない

CNNは、固い表情で遠くを見つめる安倍総理の写真とともに以下のように報じた。

『歴史認識は安倍晋三にとってプラスにはならない』※1

原文は、「Abe's unhelpful historical interventions」となっており口調は決して強くはないが、米国のスタンスを物語るヘッドラインとなっている。

「unhelpful」ということは、邪魔をしているわけではなく、あくまで助けにはならないと説明している。

そして「interventions」というワードは介在や干渉という比較的やわらかい表現ではあるが、軍事介入などの言葉でも使用される。

つまり、やんわりとだが、米国は、第2次世界大戦の日本での行動を「侵略」と位置づけ、中国・朝鮮が主張する自虐史観そのままであるべきだと匂わせているのだ。

日本が強くあろうとするとき、 アメリカは、根底でわれわれ日本人を敵視しているのかもしれない。

※1 語学勉強のために自分なりに下記のヘッドライン原文を翻訳しています。誤訳などのご指摘がありましたらコメント欄にてご教授お願いいたします。

[ ヘッドライン原文 ] Abe's unhelpful historical interventions

[ 英単語 ] ・ intervention : 介在

OECD|日本のデフレスパイラルの終焉は近い

CNNは、人でごった返す街並みの写真とともに以下のように報じた。

『日本のデフレスパイラルの終焉は近い』※1

なんとも、他人事の報道ではないか。

ずっと、日本が健全な経済活動を行うために必要な円安と物価高への誘導政策を、外圧で阻止していたアメリカ、ヨーロッパ、アジア。

つくられたデフレスパイラルは、当然終焉させてもらおう。

しかし、日本人は気をつけたほうがいい。

われわれは、土下座外交からようやく頭を上げようとしている。

そして、その顔をもう一度地べたにつけさせようと、各国の蹴りがいまや遅しと待ち構えているのだ。

◆ ヘッドライン原文 OECD: End nears for Japan's deflationary spiral http://edition.cnn.com/2013/05/29/business/japan-oecd/index.html?iref=allsearch

橋下発言|日本の市長は、アメリカに対して風俗を利用するように提案をしたことを謝罪した。

橋下市長の動画とともにCNNは以下のように報じた。

『日本の市長は、アメリカに対して風俗を利用するように提案をしたことを謝罪した。』※1

いまや一人歩きした感のある一連の騒動。

慰安婦問題と切り離して考えるべきは、この米国への風俗利用を提案した発言だ。

アメリカは、沖縄などベース周辺での米兵による性犯罪を防ぐことができないばかりか、日米地位協定という差別的枠組みのもとに、その性犯罪者をのばなしにしている。

このことが、住民感情を刺激し被害者を含めた一部の住民から強烈な敵意を向けられているのだ。

この前提を無視し、アメリカは市長の発言に対して不快感だけを露骨に表現した。

橋下市長の発言は、内政干渉にも該当するうえ、あまりに稚拙な内容のため、謝罪すべきことは間違いない。

しかし、前提はキチンと報じられているのだろうか?

日本人が、アメリカ軍の性犯罪に対して怒りをもっていることを、アメリカ人はキチンと理解しているだろうか。

わたしにはそうは思えない。

日本の発信力の弱さが、無用な誤解とともに自らを窮地に追いやっている。

従軍慰安婦とは違い、真偽のほどが不明でもなければ、過去のことでもない。

日本はいまなお、米軍にレイプされても文句も言えない、敗戦国のままなのである。

この異常事態をもっと主張すべきだと思う。

◆ ヘッドライン原文 Japanese mayor apologizes to U.S. over sex industry suggestion http://edition.cnn.com/2013/05/27/world/asia/japan-us-hashimoto-apology/index.html?iref=allsearch

◆ 英単語 mayor : 市長

原発問題|日本の研究施設で放射能漏れ発生。小さな衝撃が走った。

abcNEWSが以下のように報じた。

『日本の研究施設で放射能漏れ発生。小さな衝撃が走った。』※1

日本の放射能技術は一体どうしてしまったのか。 安全神話を世界に誇り続けた国内のモラルは、とうに賞味期限切れを起こしていたのだろうか。

活断層上に建設された原発施設は、いま世間をにぎわせている。

タイミングとしては最悪のかたちで、放射能漏れが報告された。

われわれ日本人は、ときに自分自身に対してとてつもない幻想を抱いているのかも知れない。

わたしたちは、高度な技術をもち、モラルコントロールは世界最高峰だという、自負心。

しかし、本当にそうなのだろうか。

かつての日本がそうであったことは、歴史が証明している。

誇り高き戦中・戦後を生きたグレートジェネレーションと呼ばれる世代。

その世代が世界に発信した「ジャパンブランド」は、間違いなく、世界最高のコンテンツであった。

しかし、その後の団塊世代はなにをしたのだろうか。

そして、われわれ現役世代は?

わたしたちは、いま、なにを世界に誇れるのだろうか。

◆ ヘッドライン原文 Radiation Leak at Japan Lab; Small Impact Expected http://abcnews.go.com/International/wireStory/radiation-leak-japan-lab-small-impact-expected-19255341#.UaD-sVLBFD4

◆ 英単語 ・ radiation : 放射線 ・ leak : 漏れる ・ expected : 予想される

株暴落|日本の株式不況が、「健全なサイン」を実際に示すにはどうすればいいだろうか?

アベノミクスの急激な好景気感に水がさされたこの2日間。 株式を示す掲示板の前にたたずむ一人の日本人の姿とともにCNNは、以下のように伝えた。

『日本の株式不況が、「健全なサイン」を実際に示すにはどうすればいいだろうか?』※1

今回の冷や水を、日本人はむしろいい機会だと思ったほうがいい。

それは、連日の株式市場の高騰ムードに対して、過去の苦い経験が頭を掠めるチャンスだからだ。

日本の企業は強い。 にも関わらず、国家的バックアップの薄さが投資家たちに二の足を踏ませていた。

それが、アベノミクスで大々的に払拭された。

つぎに、期待されるのは成熟した国民だ。

二度とバブルを作ってはいけない。 しかし、市場を弱くしてもいけない。

いまこそ、本来の投資という原点に立つべきだ。

◆ ヘッドライン原文 How can Japan's stock slump actually be "a sign of health"?

http://edition.cnn.com/2013/05/24/business/japans-stock-slump-sign-of-health/index.html?iref=allsearch

◆ 英単語 ・ stock slump : 株式不況

日本の政治家が戦時中の慰安婦は必要であると言っている

日本維新の会代表の橋本徹 大阪市長の写真とともにCNNは以下のように報じた。

『日本の政治家が戦時中の慰安婦は必要であると言っている。』※1

連日報道されているようにアメリカもこのニュースにかなりの批判を浴びせている。

橋本氏の宿敵である朝日新聞による鬼の首をとったかのような加熱報道が拍車をかけ、事態の収拾はいまだ不透明だ。

しかし、日本人ならばこの報道でひとつ知っておく必要があるだろう。

それは、われわれ平和国家の住民は、戦時中(wartime)といえば過去のこと、つまり60年以上前の第2次世界大戦当時のことをさしているように感じてしまう。

しかし、ほとんどの国は大戦後も非人道的な戦争・略奪を繰り広げており、戦時中とは、ついこの間か、現在進行形のことなのである。

日本人は、 「戦争時(=第2次世界大戦時の過去においては)、慰安婦が必要だったかもしれない」

と発言したと捉えれるが、

アメリカ人は、 「戦争時(=いま現在)、慰安婦は必要である」 と捉えてしまうのだ。

橋本氏は、政治家としてこのギャップを埋める必要があったし、説明責任があるだろう。

そしてその上で、戦争という行為自体を、過去の産物という意識で捉えれている日本人は、 アメリカなんかよりよっぽど人道的な国家であるということを、胸を張って強調したい。

どんなスーパーマンでも、 人を殺す行為を正当化して、性的モラルを非難する神経は、傲慢であり、フェアではない。

◆ ヘッドライン原文 Japanese politician calls wartime sex slaves 'necessary'

http://edition.cnn.com/2013/05/14/world/asia/japan-hashimoto-comfort-women/index.html?iref=storysearch

◆ 英単語 ・ sex slaves : 慰安婦